学生時代にタイムリープしたAV男優の啓太は、当時好きだった百合子に気持ちを伝えようとする。
性格は当時から変わってないが今の自分にはAV男優としての性のテクニックがある。
この経験が啓太の学生時代を変えていく。
タイムリープしたAV男優は人生を変えられるか?
根暗な学生時代を経て、現在はAV男優として生きる啓太に元に、昔好きだった百合子が結婚したという手紙が届く。
(俺がもっとまともでカッコよかったら…)
そう思いながら眠りにつく。
が、目を覚ますとそこは学生時代の教室。
当時百合子の援交疑惑を広めた原因が学校のアイドル朝日先輩だったと知り、夢を見ているのだと考えた啓太は同じような噂を広めてやると脅して朝日先輩を犯してしまう。
肉体こそ学生当時に戻りはしたが、今の啓太にはAV男優としての経験とテクがある。
朝日先輩はそんな啓太の性技の前に観念し、百合子への謝罪の言葉を口にした。
さらに仲が悪かった義妹の加奈子にも援交やめさせるために男の恐ろしさを教えた結果、前回の人生とは違う方向に動く。
朝日先輩や義妹の件が自分の思う方向に流れた啓太は、今の自分なら百合子ともうまくいくのではないかと考えた。
百合子を呼び出して一連の出来事とタイムリープを告白するが、彼女はそんな啓太をマンガ脳だといい、朝日先輩の件も信じてくれない。
思わずカっとなって百合子をキスで黙らせると、何を言っても信じてくれないと思った啓太はその場で百合子を犯してしまう。
これで百合子は自分のものだと思う啓太だったが、事を終えた時に残ったのは虚しさだけだった。
とまぁ、前半はこんな感じで物語は流れ、中盤は百合子の友達らに相談した上でなぜかエッチを求められ、さらには朝日先輩とも微妙な関係となる中で、終盤消えたはずの百合子の悪い噂が立ち始める。
しかもその出どころは自分がいた未来では現れていない男。
さぁどうする?
感想
タイトルにも「1」とあるように物語は完結せず、新たな人物の登場で締められていました。
でも百合子との関係は一応の区切りがつくので、この1巻を読むだけでも面白いです。
個人的には百合子の友達である河合りながお気に入り。
友達犯されたと聞いて怒りはするんだけど、それ以上にエッチへの関心が勝ってしまい、自分にも百合子にしたのと同じ事をして欲しいと要求。
作品中、啓太に二度も変態と思われたり性欲オバケと思われるほどの女子。
でも、頼もしい味方でもあるっていう。
いいキャラだなぁと思います。
全8話構成で、電子書籍版には番外編も収録。
この番外編では啓太にヤられて数日後の義妹加奈子視点の物語のようで、私は紙媒体で購入したのでこちらはまだ読んでいません。
どうやらあの日以来、何もしてこない啓太に、二人の関係発展を期待していた加奈子は不満を抱いているようで、その不満がどのようにぶつけられるのかも気になるところ。
こりゃ電子書籍版も買うしかないかなぁ。
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